霧ヶ峰ブログ

ホーム 霧ヶ峰ブログ 小さなザゼンソウ

小さなザゼンソウ

2025.04.19

毎年この時期になると、霧ヶ峰でもっとも早く開花するザゼンソウの様子が気になります。
様子を見に、車山湿原へ行ってきました。
車山肩から湿原方面へ下ろうとしたところ、入り口にはまだかなり雪がありました。

枯草色の地面と白い雪の塊
<車山肩から車山湿原に下りるところ>

一部、足の幅しかないようなところもあるので滑らないよう気を付けてください。

歩いているとあちこちから鳥のさえずりが聞こえてきます。前回のブログを書いた時はノビタキに久しぶりに会えた、と載せましたが、今は車で走っていても歩いていてもどこでも会えます。

枝の上に停まる黒色と白色の鳥
<左:ノビタキのオス、右:ノビタキのメス>
枝の上にとまる全体的に茶色い鳥

様子を眺めているとオス同士が追いかけまわしていて、縄張り争いをしているようでした。
これから、メスを求めて熾烈な争いが始まるのかも…。

と考えていたらザゼンソウが生えている場所にたどり着きました。ザゼンソウは蝶々深山に登る登山道近くの湿原内にいくつも生えています。

茶色い枯草の間から出てきている赤い植物
<ザゼンソウ>

ただ知らない人は気付かず通り過ぎてしまうかもしれません。
というのも車山湿原のザゼンソウはとても小さいから。
何故でしょうか…、不思議です。
でも、赤く色つやがいいので、場所が分かればすぐに見つかると思います。

山の上だけ雪で白い
<この辺りに多く生えています>

帰り道、蝶々深山の斜面をシカが駆け回り、トビが空を飛んでいるのをみました。
ササは夕日で照らされて、風になびいています。

二頭のシカ
<二頭のシカ>
木道と草原
<車山湿原横の木道>

この日は夕方でも日差しが暖かく、風が柔らかく感じました。歩くのが心地よい時期になってきました。

ページの先頭へ ページの先頭へ
×