霧ヶ峰ブログ

ホーム 霧ヶ峰ブログ 春の訪れ、ノビタキとの出会い

春の訪れ、ノビタキとの出会い

2025.04.11

開館準備のため4月に入ってからセンターに勤務していますが、センター周辺の雪はかなり溶けました。

道路と丘の斜面に残った少しの雪
〈ビーナスラインに雪はありませんが路面がぼこぼこしているところがあるので気を付けてください〉

4月は例年、渡り鳥のノビタキがやってくる時期。いつも再開を楽しみにしていて、季節になれば会えるとわかっていても、一番初めにあったときはとっても感動します。

センターでは、今年も4月に入ってすぐ姿を確認しました。
私はなかなか見られなかったのですが、今日道路を横断して飛ぶ姿と、センター前で朗らかにさえずっているノビタキに出会いました。

木の上に泊まる黒い小鳥
〈木の上にとまるノビタキ〉

木の上でさえずったり羽繕いをしたり、かと思えば水たまりに飛び込んで水浴びをしたり杭の上に飛び乗ったり…。とっても元気そうです。

水たまりに入っている小鳥
〈水浴びするノビタキ〉
杭の上に泊まる鳥
〈あっちに行ったりこっちに行ったり元気そうです〉

センター前の園地では、冬の間に壊れていた道標が新しくなりました。破損したものが多かったので、歩かれる方のためにも直してもらうことができてよかったです。霧ヶ峰統一様式の道標で、文言だけではわかりにくいところは一部に図を入れています。

茶色い道しるべ
〈園地入り口の道標〉
地図の入った道標

地面に雪はありませんが、地面がぐにゃぐにゃしていて不思議な感じです。雪解け後特有の感触だと思います。足元を見ながら歩いてみると、様々な生き物の痕跡を見つけました。

モグラが地面を掘ってできた跡やネズミのトンネル、動物のフン。
こちらは誰のフンでしょう?

丸い粒粒のフン
〈長さ1センチほどの小さなフン〉

これは二ホンジカのフン。

俵型ですが、たまに粒がくっついていたり、大きさが違ったりしています。
これは毛ですが、実はフンに含まれていたものです。

白い毛の塊
〈白い毛の塊〉

これは、おそらくキツネのフンで、ネズミの毛が消化しきれずに残ったものです。

春先は雪の中に埋まっていた、動物たちの動きが目に見えるようで面白いです。
少し歩いただけでも自然を感じることができました。

霧ヶ峰自然保護センターでは、今年度も4月15日~11月15日開館中の土日と7・8月
にガイドウォークを実施します。
おひとりからでも参加可能ですので、ぜひご参加をお待ちしております。

詳しくはガイドウォークのページをご覧ください。

ページの先頭へ ページの先頭へ
×