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黄色い羽の落し物

2025.03.10

3月に入ってもまだ山では雪が降ります。この時期は南岸低気圧の影響で湿った重い雪が多いのですが、長野県では「上雪(かみゆき)」と言ったりもします。

雪が減ってきたと思えば、先日はまた雪が積り車山肩周辺はまだ冬山です。

青空と山の上まで真っ白な雪。
〈車山肩・50㎝以上の積雪です〉
白く覆われたなだらかな丘と遠くの白い山々
<ビーナスの丘から見た御嶽山や乗鞍岳>

でも最近は3月下旬~4月上旬に暖かくなり一気に溶けてしまうことも。この景色ももうそろそろ見納めかもしれません。
今日は平日ですが車山肩には車が20台くらい停まっていました。

白い地面の上に停まる車の列
<車山肩駐車場>

駐車場の地面は雪でかなりボコボコなので、タイヤがはまらないよう気を付けてください。

下の写真はセンター裏の駐車場(駐車場は職員やボランティアが停めるスペース分しかありません)。

雪の上に二つ列になった足跡が続いている
<雪の上をよく見てください>

はっきりと動物の足跡が残っていました。

左はキツネ、右はタヌキです。こうしてみると違いがはっきり分かります。

細長い足跡
<キツネの足跡>
横並びの足跡が列になっている
<タヌキの足跡>

キツネは細長く、足を擦った跡も残っています。タヌキは横長でまん丸い形。2つ横並びですね。まん丸で可愛いです。どこに続いているのかと少し追いかけてみたら林の中に続いていました。斜面にはノウサギのものもあって、どこにいるのかなぁ、と林の中を眺めてみましたがそう簡単には姿を見せてくれません。

立ち止まってみると辺りは静かで音がしない…、というか静かな音がする感じ…。
変な表現ですが、もしかしたら生きものの気配を感じたのでそう思ったのかもしれません。

建物と看板
<雪に覆われた自然保護センター外観>

霧ヶ峰自然保護センターは来年度も4月15日から開館予定です。
長い冬もあっという間、でも開館前に雪が降ることもあるのでまだ雪景色は続くかもしれません。

ちなみに昼間の気温は2℃で日差しが少し暑いくらいでしたが、館内に入ったら冷蔵庫の中にいるようでした。

温度計が指していた気温は-6℃。
「中の方がこんなに寒いんかいっ」と思わず突っ込みたくなる寒さでした…。

最後に。
この冬は、キレンジャクやヒレンジャクを全く見かけず、ハギマシコもあまり見られませんでした。でも雪の上にこんな羽が…。

雪の上にあった黒と黄色が入った羽
<黄色と黒の羽>

黄色が綺麗!!

カワラヒワの尾羽でした。
カワラヒワ自体は諏訪の街でもよく見かけますが、改めて見ると黄色が鮮やかです。
羽自体は鳥インフルエンザなどが懸念されるので手で触れない方が良いのですが、思わず見入ってしまいました。

黄色い鳥
<諏訪の街で見かけたカワラヒワ>

羽を見つけるなんてスピリチュアル的に意味がありそうですが、実際に何の鳥かを調べると面白いですよ。
鳥の美しさに改めて気付くと思います。

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