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センター周辺で見られる秋の花

2024.09.01

9月に入ってもまだまだ暑さを感じる毎日ですが、霧ヶ峰の植物はだんだん秋に向かって模様替えが進んでいます。ヤナギランシシウドは花が減り実や種をつけはじめ、かわりに秋の花やススキが目立ち始めています。

草原に広がる白っぽい色のススキと奥に広がる深緑の林
<園地で目立ち始めたススキ>

今回は、センター周辺で見られた秋の花たちをご紹介します。

センターの南には、忘れ路の丘という場所があり、センターの駐車場から片道徒歩15分くらいで歩いて行けて、天気がよければ富士山や南アルプス・中央アルプス・北アルプスの一部も見渡せる、とても景色の良い場所です。この遊歩道の途中では、ハナイカリウメバチソウなどが咲いていました。

ハナイカリという名前の、イカリのような形をした白と黄色の小さなお花がたくさん咲いている
<ハナイカリ>
ウメバチソウという名前の、白くて梅のお鉢みたいな形の花が一輪咲いている
<ウメバチソウ>

忘れ路の丘を降りたところにある霧ヶ峰スキー場の駐車場のあたりは、ホテルや旅館、キャンプ場などがあり、その北側には林が広がっています。この強清水と呼ばれるエリア周辺では、ツリフネソウツクバトリカブトマルバダケブキなどが見られました。

ツリフネソウという名前の、船をつりさげたような紫の花が咲いている
<強清水周辺のツリフネソウ>
紫で烏帽子のような形をしたお花がたくさんついているツクバトリカブト
<ツクバトリカブト>

センターの目の前に広がる園地の中では、秋を感じさせる景色が広がり始めています。マツムシソウもまだ咲いていますし、アキノウナギツカミアキノキリンソウワレモコウノコンギクなどがたくさん咲き始めています。インパクトのある名前のアキノウナギツカミですが、茎に細かいとげがあり、ヌルヌルしたウナギでもつかみやすい、ということでついた名前ではないかといわれているようです。

薄紫色のマツムシソウの花がたくさん咲いている
<園地を彩るマツムシソウの花>
小さい白い花をたくさんつけるアキノウナギツカミ
<アキノウナギツカミ>
黄色の花をたくさんつけるアキノキリンソウ
<アキノキリンソウ>

ニッコウキスゲやヤナギランがたくさん咲く夏の景色に比べると華やかさでは負けるかもしれませんが、落ち着いた色合いの花やススキが織りなす風景も味があっておすすめです。最近は雨や霧の日が多く不安定な天候が続きますが、気温は徐々に下がり始めており、ふもとより一足早い秋の訪れを感じに霧ヶ峰までぜひお越しください。

最高気温最低気温
8月27日23.0℃15.9℃
8月28日17.6℃14.8℃
8月29日17.7℃14.4℃
8月30日19.0℃16.2℃
8月31日21.8℃16.8℃
<最近5日間の気温>
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