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ヤナギランやマツムシソウが咲き始めています

2024.07.29

7月も終わりに近づき、ニッコウキスゲは少なくなってきましたが、かわりにたくさんの種類の花があちこちで咲き始めています。先日、霧ヶ峰のいろいろなコースを歩いたところ、50種類以上の花を見ることができました。

ニッコウキスゲの黄色い花が咲く草原の向こうに山々が見える
<車山肩にて、終わりかけのニッコウキスゲと南アルプスの山々>

センターからビーナスライン沿いの遊歩道で車山肩に向かう道中、S字カーブ付近にある電気柵の中では、たくさんのヤナギランが咲いていました。ヤナギランは、センター前の園地や八島ヶ原湿原(広場から御射山に向かう途中や鎌ヶ池に向かう途中の木道沿い)でもたくさん咲いていました。

赤紫のヤナギランのはながいくつか草原内で咲いている
<電気柵の中で咲くヤナギラン>
八ヶ岳や富士山が遠くに見え、手前の草原内ではヤナギランなどいろいろな花が咲いている
<S字カーブ付近から見た八ヶ岳と富士山>
八島ヶ原湿原の木道沿いに赤紫のヤナギランの花がたくさん咲く
<八島ヶ原湿原のヤナギラン>
八島ヶ原湿原の木道沿いのヤナギランの花を近くで撮影
<ヤナギラン>

マツムシソウは、今の時期はまだ早いかなと思ったのですが、車山肩から車山山頂に向かう登山道沿いで少し見ることができました。この他、園地や八島ヶ原湿原でも少しずつ咲き始めていました。

岩の陰でひっそりと咲く薄い青紫色のマツムシソウ
<車山登山道沿いのマツムシソウ>

挙げるときりがないのですが、他にはこんな花を紹介します。

南の耳あたりの岩場では、イブキジャコウソウが咲いていました。イブキジャコウソウは他の登山道や山頂付近などでも見られました。物見岩への登り途中では、マルバダケブキがたくさん咲いている場所がありました。

岩の多い登山道上に咲くイブキジャコウソウの、小さくてピンクのたくさんの花
<北の耳付近のイブキジャコウソウ>
物見岩に向かう登山道の脇の草原にマルバダケブキの黄色の花が咲く
<物見岩への登り途中のマルバダケブキ>

花の種類が最も多かったのは八島ヶ原湿原でしたが、センター付近の園地内や、車山肩付近の電気柵の中、車山山頂付近などでも、いろいろな種類の花が楽しめると思います。また花だけではなく、ノビタキやホオアカ、ビンズイ、ホオジロなどの鳥たちにも出会える可能性が高いと思います。

右を向いてエサのようなものをくわえたノビタキ
<踊場湿原のノビタキ>

最後にここ5日間の気温を載せます。

最高気温最低気温
7月24日20.2℃16.0℃
7月25日24.0℃16.0℃
7月26日26.1℃18.2℃
7月27日27.0℃15.5℃
7月28日26.2℃16.2℃

霧ヶ峰は日陰がほとんどなくて晴れるととても暑いので、山歩きの装備(突然の雨が多いので雨具は必須!)を用意し、水分や塩分も「多いかな」と思うくらい多めに持っていくなど万全の準備をしてください。暑さ対策をしたうえで、いろいろな生き物たちと触れ合える山歩きを楽しんでもらえたら、と思います。

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