霧ヶ峰ブログ
霜柱立つ晩秋の霧ヶ峰
センター
植物
今朝、長さ5センチほどの大きな霜柱がたくさんできていました。
鼻をツンと刺すような冷たい冬の空気だけではなくて、草の良い匂い(昨日ボランティアの方々が草刈りをしたので)と、近くに生えているドイツトウヒの柔らかい香りもしました。
冬の空気感っていいですよね。
今朝は氷点下となり厳しい冷え込みでしたが、ここ4日ほどの気温がこちらです。
最高気温 | 最低気温 | |
19日 | 15.0℃ | 2.0℃ |
20日 | 13.8℃ | 5.6℃ |
21日 | 13.8℃ | 3.1℃ |
22日 | 8.5℃ | −5.2℃ |
今日は天気が良くて歩かれる方が多かったのですが、昼間でも体が縮こまるような寒さ!
指や耳など肌を出しているところがすぐに冷たくなって、帽子や手袋が無いと凍えそうです。
忘れ路の丘から見た霧ヶ峰全体の景色ですが、目を見張るような空の青さですね。
次は色鮮やかな黄色い風景を。
霧ヶ峰はもう晩秋という感じで、紅葉はピークを過ぎつつありますが、黄色が多めの秋らしい景色です。
林の中を歩くと、天井が明るくて楽しい気分になります。
時々はらりと、舞い降りてくる木の葉。
落ち葉は少し寂しげな雰囲気に感じられますが、植物にとってどんな意味を持つのでしょう。
落葉樹は、厳しい寒さから身を守り、余計な栄養を使わないよう冬前に葉を落とします。
葉が落ちる前、葉に含まれている養分は分解され、冬芽や根などほかの組織に置き換わる準備をします。葉としての役目は終えても、木が生きていることに変わり無く、落ち葉自体もさまざま生きものに分解されて土に還ります。
自然は無駄がありませんね。
さて、今月17、18日に霧ヶ峰インタープリター養成講座が開催されました。
この講座では、座学やプログラム発表をとおして、霧ヶ峰ならではのインタープリテーションを体験してもらうことを狙いとしています。
私たち職員も講師となり、プログラム作成のお手伝いをしました。
参加者それぞれに、自然を見る視点や感性が違うことを実感します。
慣れない作業に苦戦する姿も見られましたが、きっと皆さん自然の面白さを感じられ、霧ヶ峰のことをより好きになってもらえたのではないでしょうか。
この時期の霧ヶ峰にも魅力がたくさんあります。
防寒対策をして晩秋の霧ヶ峰を堪能してみてください。
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